キレイな人だけが知っている腸内環境の整え方

「腸内環境を整える」「菌活」といった言葉だけを聞くと、とにかく乳酸菌をとれば腸内環境が整うはず!と考えがち。

でも、本当に腸内環境を改善してキレイを実感するためには、乳酸菌をとる以外にもやるべきことがあります。

腸内細菌を上手に育てるためには、生活習慣を見直すことも大切です。

本当にキレイな人は知っている腸内環境の整え方を、今回はこっそりお伝えしますね♪

目次

健康な腸づくりに必要な生活習慣って?

腸内環境を整えたいなら、まずは腸が元気にはたらいていることが前提となります。

善玉菌が棲み心地のよい腸づくりには、以下のような生活習慣を持つことが大切です。

質のよい睡眠をとる環境づくり

腸内環境が整っていると、「睡眠ホルモン」と呼ばれるメラトニンの生成に役立ちます。

メラトニンを増やすには、腸内に棲む善玉菌がたんぱく質を分解する時にできるトリプトファンが必要となるからです。

腸内環境が整っているとメラトニンの生成が促されるため、「眠い」と感じてぐっすり眠れる「熟睡感」や、すっきりと目覚めるといった質のよい睡眠をとることができます。

メラトニン以外にも、質のよい睡眠はからだや脳を休めたり、ストレスを緩和して免疫力を高めたりするのに大切な習慣です。

「乳酸菌をとっているのに、最近ぐっすりと眠れていない」と感じるなら、寝る前のスマホをやめてみる、寝具を変えてみるといったアクションも試してみましょう。

運動すれば腸も動く?

適度な運動は、筋肉や骨をつくって代謝を促すのに役立ちます。

運動でからだを動かせばその刺激が腸にも伝わり、便を排出する動きのサポートとなるのです。

ただ、どの程度運動すれば「適度な運動」といえるのかは、人によってまちまちなのが難しいところ。

「自分のからだに適度な運動」ができる習慣が身につけば、ストレス解消や良質な睡眠にも繋がります。

「運動しているのにあまり変化を感じない」と思う場合は、運動量を増やしてみる、運動する時間や回数を変えてみるといった調整をしてみましょう。

腸内環境を整える食事って?

生活習慣を見直すことと並行して、腸内環境を整えるための食習慣についても考えてみましょう。

「こまめな水分補給」で大切なこと

健康や美容によい食習慣として「水分をこまめにとる」「水を飲む」とよく耳にしますよね。

全体的な水分摂取の量が少ないよりはもちろん多い方がよいのですが、「水を飲むこと」にくわえて「飲み方」についても意識することが大切です。

たとえば「1日に2Lの水を飲む」といっても、人によってさまざまな飲み方をしているケースがあります。

「2L飲まなければ」と一度に大量の水を飲んでしまうと、体内にしっかりと水分が取り込まれないだけでなく、逆に内臓へ負担をかけてしまう場合もあるのです。

食べている炭水化物の量や筋肉量、からだの大きさや運動量など、必要な水分の量は人によっても微妙にことなります。

まずは1 日あたり10回前後に分け、1回あたりでは150~200ml程度の水を飲む習慣をつけてみて、食事でとる水分量や運動量に応じて増減してみるとよいでしょう。

「自分にとってバランスのよい」食事を意識して

「バランスのよい食事」という言葉の中には、睡眠やからだをつくるもとになるたんぱく質やカルシウムと、それらの吸収を助けるビタミン類、老廃物を排出するための水分や食物繊維、善玉菌のエサとなる良質な糖質、といったさまざまな栄養が詰まっています。

ダイエットや便秘解消を意識していると、自分ではバランスをとっているつもりでも、知らず知らずのうちに偏った食事をしてしまっていることも多いのです。

糖質制限をやり過ぎた結果、本来肌や髪をつくるために使われるべきたんぱく質がエネルギーとしてとられてしまい、肌荒れや薄毛の原因となってしまうこともあります。

「野菜をたくさん食べているのに肌荒れが気になる」「ヨーグルトを食べても便秘が解消しない」といった時には、何かほかの栄養素が不足していないかチェックしてみましょう。

キレイな人は自分のからだをよく知っている

キレイをキープしている人の多くは、毎日の生活の中で自分が美しくいられる生活習慣や食習慣などをよく見つめています。

何をとり過ぎて何が不足しているか、運動や睡眠、ストレス管理など、自分のからだと対話しながら、無意識に腸内環境を整える調節ができているケースが多いのです。

善玉菌は、健康でよく動く元気な腸と、エサとなる栄養が用意された腸内環境の中で、より活発に活動することができます。

毎日の食事や運動内容をメモに書き出してみるなどして、自分のからだと向き合うことが、腸内環境を整えることにも繋がっていくでしょう。

まとめ

腸内環境を整えることは、美容や健康、免疫力の向上など、元気で美しく生きていくためにとても大切です。

腸内環境を整えるための情報を有効に活用したいなら、まずは自分のからだや生活習慣をよく見つめて、本当に足りないものを積極的に取り入れて「自分を知っているキレイな人」を目指したいですね。