菌活で肌が元気になる!老化を予防していつまでも美しく

菌活でお肌を元気にしませんか?お肌の菌活とは、善玉菌を活発にし、腸内細菌のバランスを整えること。

身体のなかから美しくなりたい方にぴったりのお肌の菌活。

老化予防効果も期待できます。肌の菌活のポイントを解説します。

目次

肌の菌活は腸内環境を整えること

肌の菌活ってどういうことですか?

肌の菌活は、腸内環境を整えること。つまり腸内細菌のバランスを整えることです。

腸内細菌のバランスは、身体の調子に大きく影響しています。

最近の研究では、肉体の健康だけでなく精神の健康にも関係していることが明らかになってきています。

例えば便秘が続くと、なんとなく体の調子も悪くなりがちです。

元気もなくなり、ふと鏡をみたら肌がくすんでいた、荒れていたという経験のある方も多いのではないでしょうか。

つまり肌の菌活は、身体や心の状態をよくすることにもつながるのです。

腸内細菌ってどんなものでしょうか?

人間の腸内には100兆個に及ぶ菌が存在していると考えられ、菌の種類は約1000種と言われています。

これらの腸内細菌は、小腸から大腸のなかで群生していて、まるでお花畑のように見えることから、「腸内フローラ」と呼ばれることもあります。

菌は働きによって、善玉菌・悪玉菌・日和見菌にわけることができます。

善玉菌・悪玉菌・日和見菌はそれぞれどんな働きをしていますか?

善玉菌は、有害物質の増殖を抑える、便通を整える、消化吸収を促進する、免疫力調整や感染の予防、ビタミンを合成するなどの働きがあります。

乳酸菌やビフィズス菌などが有名です。

悪玉菌は、下痢や便秘を引き起こし、病気の原因となるもので、ブドウ球菌や病原性大腸菌、ウェルシュ菌などが代表的です。

腐敗を起こし、有害物質や発がん物質を生成します。

有害物質が増えることで生じるのが肌荒れです。

さらに腸の粘膜が弱り、ビタミンなど栄養素の吸収力が低下、肌のたるみやシミ、しわを招いてしまいます。

腐敗したような匂いのガスが出るときは、悪玉菌が優勢になっていると考えていいでしょう。

日和見菌は、無毒の大腸菌やバクロイデスという菌などで、善玉菌が活発なら善玉菌の味方に、悪玉菌が活発なら悪玉菌の味方になるというどっちつかずの菌です。

肌の菌活に腸内環境の理想的なバランスとは?

善玉菌が2、悪玉菌が1、日和見菌が7というバランスが理想的です。

善玉菌の働きを活発にして、たくさんの日和見菌を味方にすることが肌の菌活のポイントです。

善玉菌の働きが活発になると、腸の動きも活発になり、便通が改善されます。

有害物質や老廃物が排泄されるので、吹き出物などお肌のトラブルが減っていきます。

さらに腸の粘膜の調子が整い、ビタミンなど栄養素の吸収がよくなるため肌の調子も自然とよくなっていくのです。

肌の菌活の決め手「善玉菌」「食物繊維」「オリゴ糖」

腸内細菌のバランスを整えて、体の中から肌をきれいにするためにも、「善玉菌」「食物繊維」「オリゴ糖」を積極的に食べましょう。

善玉菌を含んだ食品は何がいいですか?

乳酸菌やビフィズス菌など善玉菌を含んだヨーグルトやキムチ、ぬか漬け、ナチュラルチーズなどがおすすめです。

その他、みそやしょうゆにも乳酸菌が含まれています。日頃の食事にうまく取り入れたいですね。

特に「乳酸菌H61株」が入ったヨーグルトは、老化を予防し肌の状態を改善することで知られています。

注意点はありますか?

空腹時は胃酸の濃度が濃く、善玉菌が腸に届かないことがあります。

食中や食後に食べることを意識してください。

ぬか漬けやチーズ、みそ、しょうゆなどは、塩分の摂りすぎにならないようにしましょう。

辛いものが苦手な方がキムチを無理に食べると、お腹を壊してしまうことがあります。

辛さがマイルドなものを選んでください。

なぜ食物繊維が肌の菌活に必要なのですか?

食物繊維は、小腸で消化されないまま大腸に届くため、大腸に存在する善玉菌のえさになるからです。

便のかさが増えるのもメリット。腸のなかの有害物質などをまとめて外に排出してくれます。

ごぼうや芋など根菜類やきのこ類、豆類、海藻など食物繊維が豊富な食品を積極的に食べましょう。

特に納豆は、食物繊維が豊富なだけでなく、納豆菌が、乳酸菌やビフィズス菌など善玉菌を増やすことで有名です。

肌の菌活に積極的に食べたい食品のひとつです。

オリゴ糖が肌の菌活にいいのはなぜですか?

オリゴ糖も、消化されないまま大腸まで届き、ビフィズス菌のえさになってくれます。

甘みがありますが、砂糖よりカロリーが低いのもうれしいところ。ヨーグルトと一緒に食べれば一石二鳥です。

ただカロリーが低いからといって食べすぎは禁物。

逆に腸内環境のバランスを崩し、腹痛や下痢を招くことがあります。

肌の菌活には生活習慣の改善もカギ

善玉菌、食物繊維、オリゴ糖を摂れば肌の菌活は完ぺきですか?

いくら善玉菌を摂り、食物繊維やオリゴ糖を摂っても、寝不足や運動不足、ストレス、喫煙、お酒の飲みすぎがあれば効果が期待できません。

腸内細菌のバランスを崩し、肌荒れの原因となってしまいます。

また「ヨーグルトしか食べない」など、無理なダイエットも便秘の原因になるだけでなく、栄養が不足による肌のトラブルを招きます。

肌の菌活は、生活習慣も見直すことで効果がアップします。

・無理なダイエットをしない

・早寝早起きを心がける

・睡眠はしっかりとる

・ウォーキングなどで身体を動かす

・禁煙や禁酒を心がける

・ストレスをためない

などを心がけてください。

まとめ

いつまでも若く、美しい肌でいたい方には、肌の菌活がおすすめです。

肌の菌活とは、善玉菌を活発にし、腸内細菌のバランスを整えること。

善玉菌を含んだ食品や食物繊維、オリゴ糖を積極的に摂りましょう。

また寝不足や運動不足など生活習慣を見直すことも重要です。

肌の菌活をすることで、身体の中から健康的になり、美しい肌を手に入れることができます。

さっそく今日から始めましょう。