きのこのビタミンが実感できる!栄養たっぷりの調理法を紹介

ダイエットや便秘解消におすすめといわれるきのこ。
何となくからだによいイメージはあるものの、食物繊維以外にどんなビタミンや栄養がとれるのか、ピンと来ない方も多いでしょう。
意外と栄養豊かで優秀な食材であるきのこ。
どんな栄養が含まれているのかを理解して、体内にしっかり吸収できる調理法も覚えてしまいましょう。
そのうえ美味しく食べられるなら、同じ量のきのこでもぐっとお得感が増しますよ♪
目次
きのこにはどんな栄養が含まれているの?
まずは、きのこに含まれる栄養にはどんな種類があるのか見てみましょう。
きのこはビタミンB群の宝箱!ダイエットや美肌、冷え性にも有効
きのこに含まれる栄養の中で、もっとも多いのがビタミンB群です。
ビタミンB群のうち、B1やB2、B6などがきのこ全般に多く含まれています。
それぞれのはたらきについては、以下の通りです。
ビタミンB1:糖質を代謝する際に必要とされるビタミンです。
糖質は生きていくうえでエネルギーとして必要な栄養ですが、代謝がうまくできないと、脂肪として体内に蓄積されてしまいます。
ビタミンB1をとることで糖質の代謝を促すだけでなく、疲れにくいからだづくりにも役立ちます。
ビタミンB2:脂質を代謝する際に必要とされるビタミンです。
脂質も糖質と同様にエネルギーとしてはたらくほか、ツヤのある肌や髪をつくるもとにもなります。
ビタミンB2をとることで、美肌や美しい髪が目指せるだけでなく、炎症を抑えて免疫力を高める効果も期待できるでしょう。
ビタミンB6:全体的な代謝をサポートして、体温を上げるはたらきを持つビタミンです。
冷え性の改善に役立つため、ウイルスや菌が活動しにくい健康なからだづくりに必要な栄養の1つでもあります。
食物繊維と水分が同時にとれる優秀食材
きのこには、腸内環境を整えるために必要な食物繊維が豊富です。
食物繊維は水分と一緒にとることで、体内の老廃物を外へ出すはたらきを助けます。
きのこには食物繊維にくわえ、豊富な水分も含まれているため、きのこを食べるだけで水分と食物繊維が手軽にとれる優秀食材でもあるのです。
また、エビやカニなどからとれるキトサン・キチンといった、動物性食物繊維がとれるのもきのこの魅力の1つ。
キチン・キトサンは、ゴボウや果物など、ほかの食物繊維が豊富といわれる植物には含まれていない点がポイントです。
このほかにも、きのこには肌や骨を強くするのに必要なビタミンDのもとになる成分や、むくみをとったり血圧を下げたりするのに役立つカリウムも豊富に含まれています。
「代謝アップ」「腸内環境改善」「免疫力向上」といったキーワードが気になる方にとって、積極的にきのこをとらない手はないですよね。
きのこの栄養をしっかり吸収できる調理法3選
きのこの栄養をしっかりととり入れ、しかも美味しく食べられる調理法も3つご紹介します。
ビタミン摂取派にはグリルがおすすめ
きのこに含まれるビタミンB群は、水溶性のビタミンです。
茹でたり蒸したりすると、きのこに含まれているビタミンが水に溶けだしてしまいます。
余すことなくきのこのビタミンをとり入れたいなら、ホイル焼きやグリルにするとよいでしょう。
ローズマリーやマスタードシードといったハーブをかければ、少しの塩だけで美味しく食べられます。
脂溶性のビタミンDも意識するなら、オリーブオイルをかけまわしたり、鯛や鮭などの魚と一緒に焼いたりするのもおすすめですよ。
玄米やオートミールとあわせてヘルシーなリゾットに
ダイエット中などで糖質が気になる場合は、玄米やオートミールできのこ雑炊やリゾットにするのもよいでしょう。
スープごと食べられる雑炊やリゾットなら、きのこに含まれるビタミンやカリウムが溶けた水分を丸ごと摂取できるため、無駄なく栄養をとることができます。
食物繊維が豊富な玄米やオートミールなら、糖質をとり過ぎる心配もなく、ダイエットで不足しがちなたんぱく質も補えますよ。
パン食はペースト状にしてトーストにしても
パンや洋食が好きな人には、きのこをミキサーにかけ、バジルやアボカドなどとあわせてきのこペーストにするのもおすすめです。
カリッと焼いたパンにきのこペーストを乗せ、チーズやトマトとあわせれば、おしゃれなブルスケッタの出来上がりです。
パンを選ぶ際は、砂糖や油脂を含まないバゲットや全粒粉入りのものを選ぶとよりヘルシーですよ。
まとめ
きのこには水分と食物繊維だけでなく、ビタミンB群やD、カリウムなど、からだに必要な栄養素が多く含まれています。
ビタミンB群とカリウムは水溶性、ビタミンDは脂溶性のため、正しい調理法を知ることで、効率よくきのこの栄養をとり入れることが可能です。
効率よく栄養を吸収するだけでなく、手軽で見た目もよく、しかも美味しい調理法は、ここで紹介した以外にも色々考えられます。
ちょっとした工夫で、健康にも美容にもよいきのこを毎日積極的にとり入れたいものですね。